紀ノ目さんの「エルマン」1話の感想。

僕がcomicoで初めて読んだ作品が、この「エルマン」でした。


無数の星々が煌めく場面から始まる物語は、宇宙を舞台にしたSFなのにどこか懐かしさを感じさせてくれる。


遠い昔、子供の頃に読んだ事がある様にさえ錯覚する作品です。

「エルマン」一話 ゼロ空間発生?!宇宙に消えたオイラの家族!(1)を読んでの感想。

エルマンは絵柄、擬音など全てのトーンが絵本的な感覚を想起させる仕掛けになっています。
そして、冒頭から謎めいたストーリーが始まり、少し難解なSF的な説明もあるのですが、それが読み辛さに繋がる事はないのです。

謎は謎のまま、僕等はすんなりとエルマンの世界に入っていけます。

おそらく、この作品が既存の漫画雑誌に投稿されていたら僕等の眼に触れる機会は無かったかもしれない…。

それは、この作品の否定的な評価では決してありません。

漫画雑誌に載る作品は漫画雑誌のカラーに染まっていなければ、掲載まで漕ぎ着けるのは難しいでしょう。それだけ、この「エルマン」と言う作品は既存の漫画雑誌には無いカラーを持った作品だと言えます。

雑誌不況と言われる時代の中で、各漫画雑誌ではいわゆる「売れ線」の漫画を作り出す事に必死になり過ぎてしまっている様に僕には思えます。
出版社も商売なので、売れる漫画を作る事は必然であり、その流れ自体を全て批判するつもりは更々無いのですが…。

この「エルマン」の様に良質な作品に投資する幅は確実に狭まっているように思います。
(売れ線が良質じゃないと言っている訳ではないです。誤解無いよう。)
なので、どんな作品でも自由に発表出来るcomicoがあったからこそ、多くの読者が「エルマン」を読む事が出来たのかもしれないと思います?

その点はcomicoに感謝です。

さて、話を物語に戻しましょう。
ムジカの消えた家族マリアンヌの写真を見たところで一話は終わる。ムジカとマリアンヌに一体何があったのか?

次回に興味が湧いた所で、二話目を期待しよう!

スポンサーリンク