この間、8月20日に開催された、コミティア121という同人誌イベントに参加してきました。
初めてサークルとして参加してみて色々と面白い学びがあったので書いてみます。
コミティアに初参加して学んだ事そして感想…
↑音声でも聞けます。
まず…
自分のブースにほとんど人が来ませんでした!(泣)
初参加なので覚悟はしていましたが、ほんとに人来ませんね…。
ほぼ、僕が世間的には無名の作家なんだな~と言う事を痛感しました。
ネットでTwitterとかサイト運営していると、それなりに自分が知られているような気になって来るのですが、世間は果てしなく広く、まだまだネット上で関わっている一部の人にしか知られていないのだと、今の実力を客観的に受け止める事ができました。
メンタル的には特に凹んだりしていませんのでご安心を。
さて、本題に戻るとコミティアで僕なりに学んだ事は主に以下の3つです。
↓
1.初参加で、最初は当然のように人は来ない。(既に有名になっていたり、人気者になっていれば別ですが。)
2.参加する際のカテゴリー選びでも、人の出入りはだいぶ違ってくる。(詳しくは後ほど)
3.自分の世界観を表現した作品の方が評価されるかも?(後ほど詳しく説明していきます。むしろ本題!)
1.サークル初参加で人が来なくても気にしないで良い!
同人イベントに初めて、自分の本(作品全般)を完成させて持っていくと、誰でも多かれ少なかれ、期待にワクワクすると思いますが、多分、ほとんどの場合、自分が予想していた以上に人は来ないと思います。
でも、ほとんどの人が皆そうなので、あまりガッカリしないで、また参加して欲しいと思います。
僕も今回が初参加だったので、あまり偉そうなことを言えた立場ではないのですが、他の作家さんの話を伺っていても、最初は大体みんな同じ様な感想だったので、とにかく「最初は人が来ない!しかも、自分の想像以上に!」と思って気軽に参加する方が良いと思います。
2.参加するカテゴリー選びは重要です!
今回サークル参加してみて、凄く実感したのがカテゴリー選びの重要性です!
(僕が参加したのは、「コミティア」と言うイベントなので、あくまでコミティアに限定した話として書きます。)
結論だけ先に言うと、自分の作品を沢山の人に見て貰いたい場合は「イラスト」か「ファンタジー系」「大人向け」のカテゴリーで参加することをおススメします。
「ギャグ系」だと、そもそもブースに立ち寄ってくれる人が少ないです。
僕は今回、漫画の世界観に合わせて「ギャグ」カテゴリーで参加したのですが、まず「ギャグ」カテゴリーのブース自体に、そもそも人が来ない感じでした。
逆に「イラスト」「ファンタジー系」カテゴリーのブースには、めっちゃ沢山の人が来てました。
もちろん、自分が参加したいカテゴリーで参加するのが一番だと思いますが、複数の作風があったり、カテゴリー選びに迷っている場合は参考にしてみて下さい。(※全く自分の作品と関係ないカテゴリーで登録するのは基本ダメだと思いますので、そこは各自でマナーを守って下さい。)
3.コミティアの場合、自分の世界観を貫いて表現した方が支持されるかも?しれない!
実は、今回の参加で一番の経験になったのが、これです!
僕は今回、漫画とイラストの両方を持って参加したのですが、ここで面白い事が起こりました!
僕は漫画を描くときは、「読者=他人」の目を意識ながら、ちゃんと読者に面白さが伝わるように、共感されるように!意識しながら漫画は描きました。
逆にイラストの方は、「読者=他人」の目を全く意識しないで、自分が魅力的だと思う世界観をとにかく追及して描きました。
↓僕の場合
漫画=読者、他人を意識した作品作り=共感される作品を意識。
イラスト=読者、他人を意識しない作品作り=自己満(ただし自分に厳しい自己満です)
↑普通なら、読者の事を考えながら作った「漫画」の方が支持を集めそうなのですが、結果は自分のために描いた「イラスト」の方が一般参加の方からの注目を集めていました。
コミティアに求められているモノは「共感」より、「未知なる発見」なのかもしれない?
ここで、僕なりに今回のコミティアサークル参加を振り返って、ひとつの仮説を考えました。
そもそも、一般参加の人が、コミティアというイベントに求めている「モノ」とは何なのか?
それは、「「安易な共感」より、未知なる「発見」、「お宝探し」的な側面を求めているのではいないだろうか!」という仮説です。(仮説と言うと少し大げさな言い方ですが…(;^_^A)
そもそも、多くの人が「共感」出来る作品なら、イベントに参加しなくても、既に商業誌、漫画雑誌、漫画サイトなどで沢山読める訳です。
わざわざコミティアにまで来て、求める「モノ」とは、多分そういう一般的な漫画雑誌などに載っていないような、もっとマニアックなモノだったり、未知なる感性などに触れたいからではないだろうかと、考察しました。
実際に、僕の体験からは、そういった学びがありました。
もちろん、これはあくまで、僕が体験したことを元にした仮説なので、サークル参加者それぞれの考えや体験があると思いますし、それぞれの正解があると思いますので、僕の考えは一つの参考事例だと思って頂ければ幸いです。
コミティアは「安易な共感」より「自分の表現したいモノ」を追求しながら、バランスを考える方が良いっぽい。
コミティアにサークル初参加してみた感想は以上です。
↓僕の電子書籍↓kindleでも読めます。