あなたの作業イプはどのタイプ?始める前に知っておきたいタイプ別作業イプ

前回の記事で作業イプ(作業しながら+Skypeすること)について書いた。

最近、僕の周りの漫画制作者達の間で作業イプ(作業しながらSkypeで通話すること)をする人が増えて来ている。 そこで、...

孤独な漫画制作の助けにもなるし、その他色々な作業に役立つ可能性を持っているのが作業イプだと説明した。

前回の記事で作業イプに興味を持った人もいるかもしれない。

そこで今回はもう少しこの作業イプについて深く掘り下げた話を書いてみようと思う。

タイプ別に作業イプを解説する

僕も実際に何度か複数の異なるグループと作業イプをしてみた経験があるのだが、一言で作業イプと言ってもいくつかのタイプが存在する事に気付いた。

そこで、これから作業イプを始めてみようと思っている方がより快適な作業イプ環境を手に入れる助けになればと思い、僕なりに作業イプをタイプ別にまとめてみたので書いてみる。

雑談系作業イプ

おそらく、一番多いのがこの雑談系作業イプと僕が呼んでいるタイプだろうと思う。

雑談系作業イプとは?

雑談系作業イプとは、作業をしながら雑談をメインに作業イプをすること、又はそのグループのことを言う。

僕が体験してきた中では、この雑談系作業イプをメインにするグループが一番多かった。
雑談系作業イプについて僕は更に大きく分けて3つに分類している。

1:雑談お絵描き系

主に、簡単なイラストなどをお互いに描き合いしながら、雑談をして楽しむタイプだ。

絵チャットと呼ばれるモノにかなり近い形のモノだと思って貰いたい。

お絵描きオフ会的な要素もあり、和気あいあいとした雰囲気になりやすい。

遠くに住んでいて普段会えないお絵描き好きがネットで集まると思えば便利だと思う。

2:雑談モクモク系

次に、個々の作業をモクモクと進めながら、作業の合間に(又は作業をしながら)雑談をするタイプだ。

この場合メインは各自の個々の作業を進める事にある。

ラジオなどを聞きながら作業をするタイプに少し似ていなくもない。

雑談系のタイプの中でも一番ポピュラーなタイプだと言えるだろう。

3:雑談メイン系

これは、その名の通り、雑談系の中の雑談系だ!

メインは雑談であり、作業はその合間にやると言うものだ。

作業イプなのに雑談がメイン?

そう疑問に思う人もいるかもしれないが、これも時には必要なことかもしれないと僕は思う。

だが、これはあくまでも気分転換などにオススメだ。

この雑談メイン系が作業イプをする割合のほとんどになってしまったら注意が必要だ。

それは、もはや作業イプではなく、ただのネット通話だ!

協力・共同系サギョイプ

協力・共同系作業イプとは、何人かで一つの作品を協力して完成させていく作業イプのことだ。

アニメの分担体制や、アシスタントを抱える漫画家さんのスタイルとほぼ同じことだと思ってもらいたい。

作業イプの画面共有と、ネット環境を十分に活用したスタイルでもある。

リアルタイムでお互いの進捗具合を確認しながら、疑問点を質問したり、打ち合わせなども同時進行で行えるので、これを上手く使って行けば、合同誌などを作る時に非常に便利だと思う。

基本的に一つの目標に向かって全員で取り込むので、無駄なトラブルも少なく、作業イプの一つの理想的な形だと言えるだろう。

ガチンコ勉強会系作業イプ

これは、漫画制作の技術的な話や、発表スタイル、雑誌の傾向など、漫画制作に関わるモロモロのことをメインに話し合ったり意見交換しながら作業を進めていく、又は見せ合っていくタイプだ。

個々の現在進行形の作業を進めることをメインにした雑談モクモク系作業イプとは違い、

個々の作業の課題を見せ合ったり意見を交換して、作業の質を上げることをメインにした作業イプと言える。

分かりやすく言うとこうだ…↓

☆作業を進めるのがメイン雑談モクモク系

☆作業の質を上げるのがメインガチンコ勉強会系

僕個人は今、このガチンコ勉強会系作業イプに興味が湧いている。

プロでもアマでも作家同士がガチンコで自分たちの技術や、戦略的な話を出来る場を手軽に作り出していけるのがとても魅力的な事だと思っているからだ。

勉強会といっても、特別な準備はいらないだろう、向上心をもってお互いに刺激しあって成長していきたいと思う作家が集まっていけば自然と出来ることだと思う。

まとめ

僕なりの解釈で作業イプを幾つかのタイプ別に書いてみたが、共通して言えることは、どれが良いとか悪いでは無く、自分の求めている形に合ったモノを選択するのが重要だ。

色々な選択肢が与えらている時代において、自分個人だけでなく、自分の周りの環境も上手く自分で選んで最適な作業環境を作っていく事がますます大事になって来ると思う。

これから作業イプをしてみたいと思っている人も、今の作業イプ環境に疑問を感じている人も、この記事が何かのヒントになってくれれば幸いだ。

良い作業環境は自分で手に入れよう。

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